PEファンド転職希望者必見!ファンドビジネスの流れ

PEファンド転職希望者必見!ファンドビジネスの流れ

PEファンド転職希望者必見!ファンドビジネスの流れ

PEファンドとは、プライベート・エクイティ・ファンドのこと。

株式ファンドのうち、非上場株式を中心に投資するファンドを指します。

PEファンドのビジネスは、

  1. 調達(ファンドレイズ)
  2. 投資(ソーシング&エグゼキューション)
  3. 運用(PMI、バリューアップ)
  4. 回収(Exit)
  5. 分配

の5つのステップから構成されています。

本記事では、その全体像について整理します。

PEファンドがどのような仕事をしているのかということをまとめていますので、ファンドへの転職を検討されている方はぜひ参考にしてください。

なお、本記事の内容はこちらの動画でもご覧いただけます。

《執筆者》

PEファンド・M&Aアドバイザリーの実務経験があるSOGOTCHA(ソガッチャ)スタッフが執筆しました。

ファンドビジネスの5つのステップ

PEファンドのビジネスの流れ

PEファンドに限らず、ファンド全般におけるビジネスの流れは、基本的に次の5つのステップから構成されます。

①調達:投資家からの資金の調達

②投資:株式・債券・不動産といった投資対象資産の取得=投資

③運用:取得した投資対象資産の保有・運用

④回収:投資した資産の換価処分による投資資金の回収

⑤分配:回収した投資資金の投資家への分配

以下、これらの各ステップにつき、具体的に検討していきます。

PEファンドのビジネスの流れ①調達:ファンドレイズ

①調達:ファンドレイズ

まず始めに、PEファンドは、ファンドを組成すべく、投資家から資金を募ります。

この資金調達のプロセスのことを、一般的にファンドレイズと言います。

他のファンド同様、PEファンドは、そもそも投資家からの資金調達ができないことには投資以降の活動ができないため、ファンドレイズは全てのスタート地点となる重要な活動になります。

詳しくは、【図解】ファンドレイズとは?PEファンドのビジネスの流れ①の記事で解説しています。

PEファンドのビジネスの流れ②投資:ソーシング&エグゼキューション

②投資:ソーシング&エグゼキューション

次に、PEファンドは投資家から調達した資金に基づき、投資活動を実施します。

この投資のプロセスは、大きく

  • ソーシング
  • エグゼキューション

の2つに分かれます。

案件を発掘する段階のことをソーシングと言います。

PEファンドの担当者は、株式の売り手となる株主や事業の売り手となる会社に接触し、投資案件を発掘します。

一方、発掘した案件を投資に結びつける案件実行の段階をエグゼキューションと言います。

PEファンドの担当者は、デューディリジェンス(DD)を通じて投資対象の事業内容やリスク面につき精査し、その結果を価格などの条件面に反映させ、契約書に落とし込み、投資に結びつけるという投資実行のための一連の業務を実施します。

詳しくは、

の記事で解説しています。

PEファンドのビジネスの流れ③運用:PMI&バリューアップ

③運用:PMI&バリューアップ

投資が実行されれば、PEファンドは投資した案件の運用のフェーズに入ります。

運用は、大きく

  • PMI
  • バリューアップ

の2つに分けられます。

PMIは、投資後の短期間における統合作業を指します。

「100日プラン」などと呼ばれる短期集中的な計画に基づき、一気に会社の実情を確認し、経営体制の見直しを図ります。

バリューアップは、より中長期的な施策に相当し、統合作業完了後(または同時並行的に)、投資先の企業価値向上を図るべく、攻守両面の積極的な施策を実施します。

詳しくは、

の記事で解説しています。

PEファンドのビジネスの流れ④回収:Exit

④回収:Exit

PEファンドは、投資後一定期間経過後、投資先を売却し、投資した資金を回収します。

この回収のことを、通称Exit(イグジット)と呼びます。

具体的には、保有している対象会社の株式や事業を次の買い手に売却し、対価を受領することで、投資した資金を回収します。

PEファンドは回収金額を最大化すべく、少しでも高い価格でのExitを目指します。

詳しくは、【図解】Exitとは?PEファンドのビジネスの流れ⑥の記事で解説しています。

PEファンドのビジネスの流れ⑤分配

⑤分配

PEファンドは、Exitにより回収した資金につき、ファンドに資金を投資した投資家に対して分配します。

PEファンドが投資・運用に成功し、一定以上のリターンを確保できた場合、投資家は利益を得ることができますが、逆の場合は損失を被ることもあります。

詳しくは、【図解】ファンドによる分配の仕組み|PEファンドのビジネスの流れ⑦の記事で解説しています。

まとめ

さて、今回はPEファンドのビジネスの一連の流れについて解説しました。

各項目のリンクから詳細記事に飛べますので、ぜひあわせてご覧ください。

なお、本記事の内容はこちらの動画でもご覧いただけます。

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