マネジメントフィーとキャリードインタレストとは?

マネジメントフィーとキャリードインタレストとは?

PEファンドのビジネスは、

  1. 調達(ファンドレイズ)
  2. 投資(ソーシング、エグゼキューション)
  3. 運用(PMI、バリューアップ)
  4. 回収(Exit)
  5. 分配

の5つのステップから構成されています。

本記事では、

  1. 分配

について整理します。

まずPEファンドビジネスの全体像について知りたいという方は、【図解】PEファンド転職希望者必見!ファンドビジネスの流れをご覧ください。

なお、本記事の内容はこちらの動画でもご覧いただけます。

《執筆者》

PEファンド・M&Aアドバイザリーの実務経験があるSoGotcha!(ソガッチャ)スタッフが執筆しました。

PEファンドによる分配とは

PEファンドの「分配」

PEファンドのビジネスモデルにおける分配とは、投資した資金を回収したのち、投資家に分配する段階を指します。

PEファンドは、投資家から調達した資金を一定期間運用した後、投資家に返還します。

運用期間については、PEファンドの場合一般的には10年ですが、ファンドによって多少差があります。

ここで、PEファンドから投資家に分配される資金は、PEファンドが受領する一定の手数料(フィー)を控除した後の金額になります。

次項では、PEファンドの受領するフィーにつき見ていきましょう。

PEファンドのフィー体系

PEファンドのフィー体系

PEファンドが受領するフィーは、大きく2つあります。

  • 管理報酬(マネジメントフィー)
  • 成功報酬(キャリードインタレスト)

マネジメントフィーは、ファンドサイズにおいて一定の料率(一般的には2%)を受領するものです。

一方、キャリードインタレストは、ファンドが一定のハードルレートを超えた場合、利益の一定割合(一般的には20%)を受領するものです。

「管理報酬2%、成功報酬20%」という関係から、「two-twenty(2%-20%)」などと呼ばれることもあります。

以下、管理報酬と成功報酬につき、個別に検討します。

管理報酬(マネジメントフィー)

管理報酬(マネジメントフィー)は、PEファンドが預かる資金(投資後は株式などの資産)に対して一定の料率で支払われるフィーです。

一般的には、預かった資金に対し年2%が管理報酬として支払われます。

ここで、PEファンドの運用期間は通常10年ですが、その内前半の5年が投資期間、後半の5年が運用・回収期間とされているケースが一般的です。

前半の5年については、ファンド総額に対し2%の管理報酬が支払われます。

一方、後半の5年については、投資残高に対し2%の管理報酬が支払われます。

投資残高は投資先のExit(回収)が進むに連れて減少していくので、PEファンドが受領する管理報酬は、後半5年で徐々に目減りしていきます。

このため、PEファンドは現在運営しているファンドの前半5年が終了すると、新たに次のファンドを立ち上げ、継続的に管理報酬の水準を維持していくのが一般的です。

この理由から、成功しているファンドは続々と次のファンドを立ち上げます。

成功報酬(キャリードインタレスト)

成功報酬(キャリードインタレスト)

成功報酬(キャリードインタレスト)は、通常キャリーと呼ばれ、PEファンドの運営が一定程度成功した際に支払われる、いわゆるサクセスフィーです。

一般的には、ハードルレートを超えた利益の20%が成功報酬として支払われます。

例えば、ハードルレートとしてIRR(内部収益率)10%が設定され、実際の運用成績が15%だったとします。

この場合、ハードルレートを超過した5%の内の20%に当たる1%(5% × 20% = 1%)が成功報酬として支払われます。

例えば、ファンドサイズが100億円の場合、1億円がキャリードインタレストとして、PEファンド(厳密にはPEファンドの運営会社であるGP)に支払われます。

まとめ

さて、今回はPEファンドのビジネスの流れにおける分配について取り上げました。

なお、本記事の内容はこちらの動画でもご覧いただけます。

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