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金融実務家に評判のベストセラー「コーポレートファイナンス 戦略と実践」の著者である田中慎一氏と保田隆明氏の著書「あわせて学ぶ 会計&ファイナンス入門講座」を動画にさせていただきました。
会計とファイナンスの関係について、非常に分かりやすく解説されており、おすすめの書籍です!
※なお、本動画の作成については、著者及び出版社の翔泳社様にご了承いただいております。
PART1 会計とファイナンスの関係
本書の内容を一言で表すなら、「企業経営におけるゼニの増やし方」です。
これは、ファイナンスの目的である「企業価値の最大化」を噛み砕いて表現したモノです。
企業価値の最大化は将来キャッシュフローの増加によって実現されますが、将来キャッシュフローとは企業が将来に亘って生み出すキャッシュ、つまりは「ゼニ」を意味します。
コーポレート・ファイナンス(財務戦略)という会計とファイナンスを用いた戦略を用いれば、「ゼニ」を増やすことが可能なのです。
キーワード:キャッシュ/キャッシュフロー/経営戦略/コーポレートファイナンス/財務戦略/企業価値
PART2 会計とファイナンスの基礎知識
本PARTでは、会計とファイナンスの基礎知識として、財務3表の読み方を解説します。
財務3表とは、B/Sと呼ばれる貸借対照表、P/Lと呼ばれる損益計算書、C/Fと呼ばれるキャッシュフロー計算書の3つです。
また、利益は出ているのに倒産してしまう「黒字倒産」を防ぐためには、利益とキャッシュの違いについてしっかり理解しておく必要があります。
キーワード:BS/PL/CF/貸借対照表/損益計算書/キャッシュフロー計算書/黒字倒産
PART3 会計を生かしたファイナンス戦略
皆さんは、P/L(損益計算書)を見て、会社の状態や経営課題について読み取ることはできますか?
ファイナンス戦略を立案するためには、会計情報に表れる会社の財務状態や経営課題を読み取る必要があります。
また、企業がいかに儲けを生み出すか、という「儲けの構造」を知るツールとして、ファイナンスの世界で重要視されているのがROICです。
P/Lの読み取り方とROICについて、動画を見ながら確認しましょう。
キーワード:BS/PL/貸借対照表/損益計算書/ROIC/ROE/ROA
PART4 会計とファイナンスを分ける「現在価値」
本PARTに関連した会計とファイナンスのそれぞれの特徴として、会計は過去を対象とするのに対し、ファイナンスは未来を対象とする点が重要です。
会計は、過去の企業活動の結果を表すもの。一方、ファイナンスは、会社の企業価値向上のための将来の戦略を表します。
さらに、将来の不確実性(=リスク)を具体的に数値化することはできるのでしょうか?
キーワード:時間価値
PART5 投資の意思決定の判断基準を学ぶ
投資の目的は、企業価値の向上です。
そして、投資の意思決定というのは、「この投資を実行して良いか否か」「複数の投資案件のうち、どれを実行すべきか」といった問いに対し、適切な判断を下すことに他なりません。
このような問いに対して答えを出すためには、投資の意思決定のための判断基準が必要です。
本動画シリーズをここまでご覧頂いた方は、企業が投資を行う目的が何であるか、すでに想像がついているのではないでしょうか?
キーワード:投資/企業価値/NPV法/正味現在価値/正味現在価値法/現在価値/IRR法/内部収益率法/単純回収期間法
PART6 企業価値を求めるためのファイナンス理論
コーポレートファイナンスの世界では、企業の実力を「企業価値」で測ります。
そして、企業価値は、「将来キャッシュフローの現在価値」の大きさで決まります。
企業価値は、「どうやって生まれるのか?」という観点と「誰に帰属するのか?」という観点の2つの方向から分解することができます。
これら2つの観点から企業価値について整理しながら、事業価値・企業価値・株式価値の算出方法まで見ていきましょう。
キーワード:企業価値/事業価値/非事業価値/債権者価値/株主価値/株式価値/FCF/フリーキャッシュフロー/WACC/ターミナルバリュー
PART7 CFOをゲームで体感してみよう
本PARTでは、会社の資金調達コストであるWACCとバランスシートの資本構成がどのように関係しているかについて説明します。
また、最終回ということで、本動画シリーズで学んだファイナンス戦略の全体像を整理し、これまで学んできたことを見直しましょう。
キーワード:最適資本構成